ワンルームマンション投資と一棟マンション・アパート投資はどちらが儲かる?成功率やおすすめを不動産投資法人が徹底解説

不動産投資と聞くとサラリーマンの方々はワンルームマンション投資をイメージしますよね。

一方でワンルームマンション投資なんて儲からないとして、一棟投資で規模を拡大していくことこそ不動産投資とする投資家もいます。

果たして本当におすすめの不動産投資はどちらなのでしょうか。

ここではワンルームマンション投資と一棟投資はどちらが儲かるのか、成功率やおすすめまで不動産投資法人が徹底解説します。

弊社は実際に投資をしていますので具体的にお伝えします。

不動産投資の成功率10%論はワンルームマンション投資？アパート経営？一棟マンション投資？

不動産投資の成功率を調べると、10%という数字をいろいろな場所で見かけます。

しかしどの記事やセミナーでも「10%と言われている」として、根拠となるデータはありません。

実際に不動産投資と一概に言っても、ワンルームマンション投資、アパート経営、一棟マンション投資で異なりますし、築浅築古、東京か地方によっても違いますよね。

どのような投資も10%しか成功しないわけでは決してないと考えられます。

ワンルームマンション投資は儲からない？一棟マンション・アパート投資ならば儲かる？

弊社はワンルームマンション投資を実践しています。

ワンルームマンション投資については儲からない、危険、詐欺だという噂まであるようですが、実態は儲かっている人が多数います。

またワンルームマンション投資をダメとする人たちは何に投資しているのかも気になりますよね。

ここではワンルームマンション投資と一棟投資を比較検討してみましょう。

(参照)評判のTECROWD（テクラウド）は元本割れゼロで全て儲かったのか不動産投資法人が調査

ワンルームマンション投資と一棟マンション・アパート投資比較リスト

ワンルームマンション投資と一棟マンション・アパート投資比較1インカムゲイン

インカムゲインは一棟マンション・アパート投資の方が大きいでしょう。

ワンルームマンション投資では月々のキャッシュフローが赤字のケースも多いですが、一棟投資ならば利回りが高くキャッシュフローを黒字化できます。

利回りはワンルームマンション投資が都心で4%を切ることもありますが、一棟投資ならば6%やそれ以上を狙うことは可能です。

ワンルームマンション投資と一棟マンション・アパート投資比較2キャピタルゲイン

キャピタルゲインはどちらも狙うことができます。

ワンルームマンション投資は売却まで赤字で、売却によって初めて儲かる手法と言えます。

一方で一棟投資ならばインカムゲインでもキャピタルゲインでも大きく儲けることが可能でしょう。

地価上昇の恩恵を受けやすい点も一棟投資のメリットです。

ワンルームマンション投資と一棟マンション・アパート投資比較3必要資金

必要資金についてはワンルームマンション投資の方が少ないです。

中古ならば1,000万円台から、新築でも3,000万円ほどで購入できますよね。

一方で一棟投資の場合1億円を超える融資が必要になることもあります。

数千万円の頭金を入れた上でさらに借入を行うため、リスクは高くなるでしょう。

一棟投資ならば一部屋あたりはワンルームマンション投資よりもはるかに安く買えるため、リスクもリターンも高い投資と考えられます。

ワンルームマンション投資と一棟マンション・アパート投資比較4流動性

流動性はワンルームマンション投資の方が高いです。

売りたい時に比較的スムーズに売却できることはワンルームマンション投資のメリットですよね。

一棟投資の場合、一部屋ごとの売却は可能でも一棟ごと買い取ってくれる買主を見つけることは時間がかかるでしょう。

ワンルームマンション投資と一棟マンション・アパート投資比較5空室対策

空室対策は一棟投資の方が有利です。

複数の部屋を貸し出しているため、空室が出ても収入がゼロになるわけではありません。

一方でワンルームマンション投資では文字通り一部屋ですので、家賃収入は0か100です。

空室が出た場合は家賃収入がゼロの状態で現状復帰とADで入居付けするなど、短期間で大きな出費が発生してしまいますよね。

ワンルームマンション投資と一棟マンション・アパート投資比較6担保価値

担保価値は一棟の方が高いです。

ワンルームマンション投資の場合、残債が減っていない状況だと資産価値より負債が大きい債務超過のような見え方になります。

規模拡大には一棟投資の方が向いているでしょう。

ワンルームマンション投資と一棟マンション・アパート投資比較7向いている人

ワンルームマンション投資より一棟投資の方がリスクもリターンも大きいですよね。

そのため本業が忙しいけれど属性のよいサラリーマンや公務員の方は、ワンルームマンション投資から始めることをおすすめします。

ワンルームマンション投資で賃貸業の実績を積んだ方や、大家業で独立したい方は一棟投資にチャレンジしていく流れがよいと考えられます。

(参照)マネきゃんで不動産投資までやってみた投資家が評判やアマギフ、怪しいか詐欺の可能性まで徹底解説

儲かるだけならワンルームマンション投資より一棟マンション・アパート投資

ここまで見てきた通り、儲かることを最優先にするのならばワンルームマンション投資より一棟マンション・アパート投資と言えます。

一棟マンション・アパート投資で成功している人がワンルームマンション投資を儲からないとするのは合理的でしょう。

ただし当然ながらリスクが高いことも事実です。

1億円超えの借金が組める方や、ランニングコストに耐えられる方は一棟投資で規模拡大をおすすめできますが、初心者の方は先ずはワンルームマンション投資から経験を積むことも重要でしょう。

いずれにしろどちらがかが悪でどちらがかが正義という話ではありませんよね。

ワンルームマンション投資より儲かる一棟マンション・アパート投資のメリット・デメリット

一棟マンション投資とは、一つの建物全体を一人または複数の投資家が共同で所有し賃貸収入を得る投資のことです。

一棟マンション投資のメリットは以下のような点が挙げられます。

一棟マンション・アパート投資のメリット1大きな賃貸収入を期待できる

一棟マンションは、一つの建物全体を所有するため、大きな賃貸収入が期待できます。

また建物の維持管理費用を共有することで、投資家一人当たりの負担が軽減されます。

一棟マンション・アパート投資のメリット2資産価値が安定的に上昇する

一棟マンションは不動産市場の変動によって価格が大きく変動することが少なく、安定的に資産価値が上昇することが期待できます。

一棟マンション・アパート投資のメリット3長期的な収益性が高い

一棟マンション投資は長期的に見ると収益性が高いとされています。

建物が古くなっても、改修やリノベーションを行うことで、資産価値を維持することができます。

しかし一棟マンション投資には以下のようなリスクもあります。

一棟マンション・アパート投資のデメリットとリスク1管理や維持にかかるコストが高い

一棟マンションの管理や維持には多額の費用がかかります。

投資家が一人当たりの負担を軽減するために、複数人で共同出資することが必要です。

一棟マンション・アパート投資のデメリットとリスク2空室リスクがある

一棟マンションの空室が発生した場合、家賃収入が得られず、投資家にとって大きな損失になる可能性があります。

一棟マンション・アパート投資のデメリットとリスク3不動産市場の変動によるリスク

不動産市場が変動した場合、一棟マンションの資産価値にも影響が及びます。

特にマンションが老朽化した場合には改修やリノベーションが必要になるため、投資家にとって大きな負担になる可能性があります。

執筆・監修

自社で不動産を所有する投資法人運営の調査サイト。

新築RCマンション投資、不動産小口化商品、不動産クラウドファンディング、REITを運用中。

保有資格：宅地建物取引士、簿記2級